当初は借金に関する調査依頼だったはずが…。調査の過程で見えてきた不倫。
- 2018-11-4
- 浮気調査などを依頼された依頼者様の声
- 浮気調査

配偶者に不審な行動が目立つようになった…。
こうなると疑わしいのは「不倫」と「借金」ではないでしょうか?
興信所では借金調査に関する相談もある程度は伺う事ができます。
「ある程度」と言ったのは、昨今、金融機関の個人情報のより扱いが厳しくなり、本人の承諾無しで信用情報の照会が出来なくなったため。
これは例え家族であっても不可能なため、ドラマのように探偵が秘密裏に…というわけにはいきません。
そこで、独自の情報ルート/調査方法を用いて…となるわけですが、実はコレには種明かしがあって膨大な資料をもとに「借金の有無を推測している」だけ。
借金の正確な総額や借り入れ先・返済金額の詳細まで調べる事はできませんが、今までの実績では、8割的中…といった所でしょうか。
冒頭の通り、例え配偶者であっても本人に内緒で借金の詳細を調べる事は不可能です。
しかし、どうしても知りたい…という事情がある場合には、我々がお力になれるかもしれません。
時には借金調査だったはずが、別件の問題が見つかる時もあるので、心配事は早めに解決しておくことをオススメします。
- 【依頼データ】(プライバシー保護のため詳細は載せません)
依頼人:20代女性専業主婦子供あり
調査対象:30代男性自営業
依頼内容:夫の借金調査および身辺調査
依頼の経緯
・■夫の帰宅時間が遅く、身心ともに疲れ切っている様子で何を聞いても答えてくれない。
- ■何かと言うとお金の心配をしている様子で、最近「ケチになった」実感もある。
- ■自営業という仕事柄、資金繰りに悩んでいる心配があり、変な借金がないか調べたい。
依頼者は、夫が事業で失敗しサラ金等から借金をしているのではないか?という不安から借金の調査の相談に訪れました。
本人の承諾がないので信用情報を取り寄せて詳細なデータを手に入れる事はできませんが、借金の有無とおおよその額を検討つける事は可能です。
加えて、素行調査をする事で夫の行動パターンを分析し、何にお金を使っているかを調べる事も可能。
依頼人も一日でも早い解決を望んでいたため、早速調査に入りました。
企業秘密なので調査方法の詳細は公表できませんが、ここからは地味〜〜〜な事務仕事が始まります(笑)
膨大なデータと依頼者から提供された情報を基に調査対象の周辺を丁寧に調べていくため、机から離れる事が出来なくなります。
(蛇足ですが、実は興信所の調査って、このような地味な事務作業も多いんですよ…。)
事業者の場合、サラ金等からの借り入れの痕跡が見つかる事が多いのですが、この調査ではその可能性は限りなく0に近く空振りに終わります。
その他、取引先との売掛け金/買掛け金…についても、実際に帳簿を調べるわけにはいかないので、近い資料(企業秘密)から推測。
これも結果はシロと出たため、事業での不自然な借金の可能性は低い…と判断するしかありませんでした。
次に、別の調査員からの報告を基に行動パターンを分析。
すると、確かに気になる点がいくつかありました。
その中でも決定的だったのが「深夜のコンビニのATMで信販系カードを片手に入金をしている姿が確認できた事」です。
その時の写真から、入金額は5~10万円程度と推測。
事前に依頼者から入手した情報で、家計には住宅ローンと車のローン以外の借金がない事は分かっています。
事業系の入金をわざわざ深夜のコンビニで行うのも不自然でしょう。
この調査結果を基に「不自然な借金アリ」と判断。
一回の入金額から総額の推定しながら、次は何に使ったお金なのかを調査することになりました。
月に5〜10万円も必要な用途…というのも限られてきます。
素行調査の段階で、夫にはギャンブルの趣味もコレクターの趣味も無い事はわかっていました。
さらに事業系の可能性が低い…となると…。
案の定、過去にいた愛人との手切れ金として借りたお金の返済でした。
調査の過程で、結婚と同時期に妻以外の女性と付き合っていた事実を突き止める事は既にできています。
(これは夫のFacebookからあっさり特定)
さらにその相手女性が地方に引越しした時期=別れた時期を計算すると、結婚後約2年は関係が続いていたと推測されます。
借金の総額から推測すると、女性一人が新生活を始める+何かの手術費用にはちょうどいい金額。
夫の行動に不審な点が気になりだした時期と、返済の開始時期もほぼ一致します。
これらはあくまでも資料を基にした「状況証拠」でしかありませんが、丁寧に紐解いていく事で精度の高い証拠になっていきます。
依頼者はこの調査結果を基に家族会議を開き、夫に説明を求めることに。
夫も資料を目の前にすると言い逃れできない…と判断したのか、あっさりと自白。
借り入れ総額も使用用途も…御察しの通り、という結論になりました。
この調査結果のように、不倫ばかりではありませんが(とは言え一番多いですが)他にもギャンブルや飲み屋通い等々…。
お金の使い道やその形跡を調べる過程で、今まで気がつかなかった事実に辿り着く事はよくあります。
「人間の本性はお金の使い方で見抜ける」と言っている同業者もいますが、その点については自分も同意見ですね。